デッサンに必要な道具【美術作家が教える】|早川剛オンライン絵画教室
2023/11/19
今回は「デッサンに必要な道具」について記載します。
よかったら参照してみてください。
まずは一覧から
・鉛筆
・練りゴム
・画用紙
・画板(木製パネル)
・クリップ
・カッターおよび鉛筆削
一通りあげると上記になります。
どのメーカーの画材がおすすめかは
以下に解説します。
デッサンにおすすめの鉛筆メーカー3つ
デッサンの場合、様々な濃さの鉛筆を使用します。
自分の場合、6Bから6Hの間の鉛筆を使用しています。
初心者で趣味目的の場合ですが、
6Bから6H全部を揃える必要は無いです。
6B、4B、2B、HB、H、2H、4H、6H
みたいな感じで飛び飛びで揃えるので十分です。
そしてどの鉛筆メーカーがよいか?
ケチって使いづらい鉛筆を購入してしまうと
結果、上手くいかず機会損失を食らってしまいます。
いわゆる「安物買いの銭失い」となります。
そのあたりも踏まえておすすめの
デッサン用鉛筆メーカーは以下3つになります。
(順不同)
ステッドラー
値段は1本200円くらい。少々お高いです。
そして他の2つのおすすめメーカーより薄いです。
同じ2Bの場合、ステッドラーが一番薄い。
なので薄めの鉛筆をステッドラーにするのもありです。
薄い鉛筆はより薄いメーカーにした方が
幅が広がるからです。
ハイユニ
大体値段は1本150円弱でしょうか。
おすすめする3つのメーカーの中では
一番濃いです。
なのでステッドラーの逆で
濃いめの鉛筆(6Bや4B等)を
ハイユニにするのも手です。
ユニ
見た目ハイユニと見分けがつかないですが、
一番安いのが特徴です。
大体1本100円するっけ?しないっけ?な感じ。
その代わり、安い分木の部分に安い材料を使ってるのか、
やや削りづらい時があります。
鉛筆まとめ
上記3つの中であれば
ごちゃ混ぜでも揃えてても大丈夫!
あんまり細かく考えすぎないのが吉です。
デッサンにおすすめの練りゴム
お次は練りゴムです。
デッサンの場合、プラスティック製の普通の消しゴムは使いません。
何故なら微調整ができないから。
練りゴムの方が形を練って変える事ができるため
薄くしたり、細くて白い線を引いたり、
わざとはみ出して描いた部分をくり抜いたりと、
様々な微調整ができます。
なのでデッサンの場合は基本練りゴムを使用します。
そしておすすめのメーカー。
正直たくさんありすぎて分かりません!汗
が、やはり画材メーカーから出てるものが安心です。
クサカベ、ホルベイン、バニーコルアートから出てる練りゴムであれば
どれでも問題ありません。
自分が一番使ってるのは以下ですね。
デッサンにおすすめの画用紙
画用紙は練りゴム以上にたくさん種類があって意味不明と思います。
美術作家として活動している自分でも
すべて把握するなんて無理です。汗
画材オタクじゃあるまいし。
なのでデッサン用画用紙となっているものを選ぶのがおすすめです。
以下一例です。
ちなみにスケッチブックはデッサンには全くおすすめできません。
何故ならば、その名の通り「スケッチ」のための紙だからです。
デッサンに使うとなると、
用紙が薄すぎたり、
逆に水彩用のスケッチブックだと
厚すぎてゴワゴワしていて
描き込みがしづらい事この上ありません。
デッサンにおすすめの木製パネル(画版)
お次は木製パネル。
以下みたいなやつです。
これは特にメーカーによって
違いは気にしなくて大丈夫です。
プロとして値段付けて売るなら
気を使うべくポイントはありますが
趣味目的でそこまで気にする必要はありません。
また、単なる木材の板でも大丈夫です。
下敷きがわりなので。
薄すぎる板にしなければ平気です。
デッサンにおすすめのクリップ
これも大きく気にする必要はありません。
シンプルに以下画像のような
クリップであればどれでも大丈夫。
デッサンにおすすめのカッターおよび鉛筆削
詳しくは省きますが、
デッサンの際の鉛筆は
通常よりも芯を長く出すために
通常の鉛筆削ではなく、
カッターを使って削ります。
※ちなみにカッター使用の場合、100円ショップので十分です。
が!しかし!
カッターで鉛筆上手く削るのは
結構な労力や経験が必要です。
なので少々値段張りますが
一度買ってしまえばおしまいなので
デッサン用の鉛筆削を購入してしまうのが
おすすめです。特に独学の場合。
長くなりましたが
デッサン道具についての講釈はここまでとなります。
皆様のお役に立てれば幸い。
また次回。