デッサン初心者は何から始めればよいか【画家の解説】|早川剛オンライン絵画教室
2024/03/09
今回は
デッサン初心者が何から
始めればいいか、について
画家目線で解説します。
デッサンの前提
ちなみにこのページで
記載する「デッサン」は
・陰影法(光と影)
・遠近法(同じサイズでも遠くにある方が小さく見える)
を駆使したデッサンと定義しています。
いわゆるアニメや漫画の描き方とは
また別になるので、
注意してみてください。
デッサンにおける九九を理解しよう
皆様算数を小学生で習う時に
足し算引き算、それと九九を覚えましたよね?
デッサンも
それと同様に
・最初に単純な形をしたモチーフの
光と影の付け方を理解する事
・円柱や立方体を描く事で
遠近法の描き方を覚え理解する事
が、重要になります。
とは言え一度描いたからと言って
すぐに理解したり、覚えたりするのは
難しいと思います。
なので、まずは絵画教室で教えてもらうなり、
解説動画を見て見よう見真似で描いてみる事から
始めるのがおすすめです。
経験を通してなんとなくても
少しずつ前に進めれば何の問題もありません。
失敗を過度に恐れない事が大切です。
具体的なモチーフ
具体的なモチーフとしては
・白い球体
・白い円柱
・白い立方体
が、おすすめです。
発泡スチロールで作られたような
簡素なモチーフで十分です。
絵画教室等に行くと、
石膏のモチーフとして
球体等あるケースが多いですが、
要は白くて丸けりゃいいのです。
ちなみに身の回りにありそうなもので
代用する場合
・球体:ボールや卵など。なるべく球体以外の要素や色が無い方がいいです。
・円柱:トイレットペーパー等
・立方体:ティッシュペーパーの箱(模様や色はシカトしてください)
あたりがいいかなと思います。
何故白いモチーフ?
何故白いモチーフがよいかと言えば、
赤や青等色味が付くと
ややこしくなり初心者向きでは無い点と、
例え固有色が白かったとしても
影、陰影はしっかりと色を付けた方が
立体感が出る、と言う点を
実感するためです。
文字だけだと意味不明な点もあると思います。
なので試しに
「球体 デッサン」と画像検索で
ググってみてください。
きっと
「上手」と思ったデッサンは
陰影部分を結構黒く表現しているはずです。
光を浴びている部分が
固有色を意識して描けていれば
陰影部分は黒くなって問題ないどころか、
その方がより固有色が白い、と言う事を
強調できるのです。
そして立体感も出しやすいのです。
まずは固定概念を崩す事
これはデッサンのみならず、ですが
無意識に染み付いている固定概念を
如何にに捨てるか、が鍵です。
特に日本人は子供の頃から
塗り絵、漫画、イラスト、アニメに親しんでいるので
陰影法によるデッサンとごった煮で
認識(しかも無意識に)しているケースが多いです。
自分のその中の一人でした。
そのへんを一つずつ、
それぞれのペースで
再構築する事が
デッサンの上達に繋がるような気がしています。
以上本日の解説はここまで。
また次回。
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